ハロウイーンの季節!

10月になり、これから秋が深まって来ます。31日には、ハロウイーンがあり、日本でも、定着して来ましたね!

ハロウイーンは、古代ケルト人が起源と考えられている祭りのことで、元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いの真面目なものであったが、現在は、仮装など全く意味合いが違うものになっています。

大変さわやかな時期なのですが、この季節になると、気持ちが沈みがちになったり、朝、なかなか起きることができなくなったりするような人もいるようです。

このような状態が続き、仕事や家事など日常生活に支障をきたすようなら、それは、もしかしたら秋から冬にかけて症状が現れる「冬季うつ病」が原因かも知れません。

「冬季うつ病」とは、ある一定の季節にだけ「気分が落ち込む」「疲れやすい」「やる気が起きない」などの症状が現れる季節性うつ病(季節性気分障害または季節性情動障害などともいう)と呼ばれる病気の一つです

冬季うつ病は、10~12月に症状が出て、翌年の3月ごろになると自然に症状が回復するというサイクルを毎年繰り返すのですが、春になると治ってしまうことなどから、つらい症状があるにもかかわらず我慢したり、放置している人が多いようです。もっとも、この病名自体知らない人も多いと思います。

冬季うつ病の症状はうつ病の症状とほぼ同じですが、うつ病でよくみられる不眠や食欲低下による体重減少とは逆に、過眠や過食による体重増加という冬季うつ病特有の特徴がみられます。

【冬季うつ病の症状】

・倦怠感
・気力の低下
・過眠(1日に10時間以上寝ても眠くてたまらないなど)
・過食(特に、炭水化物や甘いものが無性に食べたくなる)
・体重増加

冬季うつ病は、日照時間が深く関係していると考えられています。

人間は、明るい太陽の光を浴びると、目から脳に信号が伝わり、脳内で「脳内神経伝達物質」と呼ばれるセロトニンの作用が増強します。

ところが、日照不足によってセロトニンの作用が弱いままだと、脳の活動が低下し、メラトニンの分泌の抑制がしっかり行われないため、体が活動モードにスイッチされにくくなり、さらに、睡眠と覚醒のリズムが乱れ、疲れやすい、食欲が抑制できない、気力がなくなり落ち込むなどといった抑うつ状態を促すことになるのです。

寒い地方の冬や、また、日当たりの悪い部屋に住んでいる人、仕事の関係で日光に当たる機会が極端に少ない人は冬ではなくてもかかりやすいと言われています。

確かに、明るい太陽の下では、気分も晴れやかになります。逆に、どんより曇った寒い地方にいると、気分も滅入ってきそうです。

世界保健機関(WHO)は、うつ病など精神疾患で苦しむ人が世界で3億5000万人を超えるとの推計を発表した(2012年10月9日)。年間約100万人の自殺者のうち、過半数がうつ病の兆候を示していたとみられる。

うつ病などの精神疾患は、周りから見ていると理解できないのですが、当人は苦しいものです。

長い間の思考の習慣というものもあると思います。

冬季うつ病も含めていいと思うのですが、うつ病になる人は、比較的完璧主義者で融通がきかなく、人にどう見られているかを極度に気にし、きまじめな人に多いそうです。

治療方法として、医者に状態を話して薬を飲むということも必要なのかも知れませんが、しかし、それだけでは、いわゆる薬漬けに自分でしているような面さえあるのではないでしょうか?

うつ病の一つの原因として、思考の習慣化というのもあると思います。長い間の習慣で、どうしてもマイナス思考で、こうあらなければならないなんて、自分 で思い込んでしまっている面もあると思います。育った環境もあるのかも知れません。周りを見回してみるともっと気楽に生きている人がたくさんいるはずで す。

結局、根本的にうつ病を治すのは、自分自身の心持ちを変えることではないでしょうか?

今一番興味があることは何でしょうか?好きな事であればストレスはあまり感じないと思います。意識して自分自身が縛られている環境、行動などを変えてみ る努力をしてみるのも良い事だと思います。今まで選んでいた服の色を変えてみるという身近なことから始めてもいいと思います。

うつ病によく効くのは医者でも薬でもなく、人に依存せず、自分自身で変わっていくという努力をし続けるという心持ちだと思いますが?

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